12月27日(金) フィレンツェ一日目
今日の目的はウフィッツィ美術館とドゥオモである。特にウフィッツィ美術館は予約しておかないと何時間も行列に並んで待たされるということが旅行に出る直前に判ったが、予約するのが間に合わなかったので、開館時間に合わせて朝一番に向かった。ホテルからアルノ川沿いに東に向かって歩いていって4番目のヴェッキオ橋のところにウフィッツィ美術館はあった。

ウフィッツィとはオフィスの意味であり、元は役所の建物であったらしい。館内は50以上の部屋にメディチ家が所蔵していた絵画、彫刻が納められている。いずれも見応えがあったが、有名なものではボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」「春(プリマヴェーラ)」等、私でも知っているものがあった。内部は一切撮影は不許可だった。他にミケランジェロやラファエロ等数知れぬ作品に圧倒されたので、フロリダに帰ってからガイドブックを見て復習することにしたい。出がけに見ると、結構入場待ちの列が出来ていた。やはり朝一番に来たのが良かったようだ。

歩いてドゥオモに向かった。途中ディズニーストアを見つけ入ってみたが、子供が期待していたピンは置いていなかった。ドゥオモの手前でセルフサービスの店に入ったが、作り置きのパスタ等を電子レンジで温めたものはやはりおいしくなかった。

ドゥオモは、実はサンタ・マリア・デル・フィオレ大聖堂のクーポラ部分である。外から見ると三色の石をつかった色使いが美しい。ローマのサン・ピエトロのクーポラよりやや小さめであるものの、エレベータが無いため、463段の階段を上る必要があり、300段強であったサン・ピエトロのときより苦しかった(単に運動不足であるのだが)。サン・ピエトロ同様に、途中でドームの内側を巻く回廊があった。ドーム天辺の展望部からの眺めは素晴らしいものであった。これは、フィレンツェの町がローマと違って中世以降の建造物が多いために、屋根の色が赤系のものが多く、全体にまとまった感じがあるためかも知れない。


続いて、ドゥオモ美術館に入る。カテドラルとクーポラの設計コンペの絵図面や、クーポラを設計したブルネレスキのデスマスクがあった。ミケランジェロ作のピエタ像は、未完成のものを別の人が仕上げたそうだ。

ドゥオモの前にはサン・ジョバンニ洗礼堂がある。この大聖堂側にあるのがミケランジェロが「天国の門」と呼んだ金色の扉だが、実はレプリカで、本物はドゥオモ美術館に保管されている。


まだ時間があったので、ホテルに向かう途中のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ立ち寄った。生憎写真撮影は禁止されていたが、これも美しい教会で、こんな大規模な教会が沢山あるフィレンツェの町に感動を覚えた。この教会の裏に教会直営の薬局があった。内装も美しいこの薬局では香水やアロマグッズ、膏薬等を売っていた。女房が購入した香水にまん中の子が「くさーい」と大声を出したので、店内にいた日本人観光客に笑われてしまった。


次の日はピサに行くので朝が早い。時間的にやや早めでも夕食を取ろうと思ったが、7時前にはなかなか開いている店が無い。やむを得ず中華料理の店に入った。これが案外当りで、ちょっと味付けが違う(イタリア人向け?)が、久しぶりにイタリアンでない料理も良いものだと感じた。後で聞くと、フィレンツェの中華料理というのは悪くないそうだ。
夜、女房が子供を寝かせている間に、ホテルへの帰りがけの道で見かけたコインランドリーに洗濯に出かけた。お金を入れるところが集中式になっているのだが、2台の洗濯機を動かすのに6ユーロで良いところを、お釣りが出ないという張り紙に気づかずに10ユーロ札を入れてしまい、後から来る人から順次お金を巻き上げて回収しなければならない羽目に陥った。ちゃんと回収したが。
